私は自分が人に求めすぎていることを知っている。
モノではない。
お金でもない。
ただ気持ちが欲しい。
極端な感情しか愛せない私は中庸で半端な愛情はいらない。
「愛している」
「必要だ」
そう言われないと不安で仕方がない。
そしてその不安の穴はぽっかりと空いたまま今日もまた誰かを傷つけた。
あなたに愛されたいとはっきり言うことが怖いように、
あなたもわたしを愛しているということを恐れている。
強いて言ってもらった言葉の虚しさ。
馬鹿らしいことを知っているのに何度も繰り返して傷を増やす。
どうしてこんなに器用にできないのか。
どうして想いやれないのか。
このまま想いの通じぬまま死んでしまう予感に涙が止まらない。